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ハチの描く砂の惑星で生きるボーカロイドたちを考える

砂の惑星


ブログタイトルながいごめんなさい。あとブログさぼっててごめんなs


マジカルミライのテーマ曲として一部先行公開されていたハチの新曲「砂の惑星feat.初音ミク」のFULLが公開されてました。
もうまず曲が良すぎる。
この音楽的な良さについてこの記事で語る気はないのですが、米津玄師含めた作品群の中でもトップレベルに好きな曲になりそうです





本当にサウンドがかっこよすぎるのですが、それ以上にこの曲で描かれているメッセージでもう自分が立ち上げたこのブログで言いたかったことのほとんどをカッコよく語られてしまったような気がして、記事にしようと思いました。


かつてボカロ好きだった自分も心揺さぶられ、かつとても考えさせられる曲でした。
映像も南方研究所なのもまたイイ


もはや今の日本の音楽シーンを牽引する一人と言っても過言ではない多忙な米津玄師が、なぜこのタイミングで時間と労力をかけてまでボカロ曲を作り、何を伝えたかったのかを自分なりの解釈で考えてみました。


もう完全にただの米津玄師のファンブログと化していますが気にしない

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「砂の惑星」をもう一度思い、考えることを願う歌


PVを見ればさらに明白ですが、ここで語られる「砂の惑星」とはかつて栄華を極めたボーカロイドの世界。


曲中には自分の過去作品だけでなく様々なボカロ曲の歌詞やメタファーを積極的に取り込んだ、今までにない歌詞の方向性も垣間見えます。ハチのボカロ愛がヤバイ


かつての輝きを失った砂の惑星を、曲の冒頭で「今後千年草も生えない」などとかなり辛辣な言葉で語っています。
熱心なボカロファンが集まるマジカルミライのメインテーマ曲でボカロ界隈を「砂の惑星」と言ってしまうのだけでもかなり尖ってますがこんな歌詞の曲でもファンはサイリウムを振れるのか?といらぬ心配もしてしまいます


前作のドーナツホールもそうでしたが、米津玄師デビュー以降自分自身の中にある想いは自分の歌で消化できるようになってしまったためか、ボカロ曲ではボカロの存在そのものについて言及するテーマになっているように感じます。





他のクリエータが描いたボカロの世界から、ハチの「砂の惑星」に至るまでの道を辿ってみる

とは言えそういったボカロの存在そのものや、それらを取り巻く世界そのものについて語るような作品は数多くあります。


初音ミクが出始めの頃の2007年(もう10年前・・・・!私はまだ高校生でボーカロイドの曲を聞いたことがなかった時期ですが)はその存在自体の特異性から、彼女のキャラクター自身をテーマに扱うような曲が多くあったようですが、


そこから2008年以降になると、ボーカロイドが市民権を得るに従って主流のテーマはボーカロイドから離れ一般的な商用音楽に近い、クリエーター自身の視点から描かれた世界や作家性を表現するものに変わっていきました。




そこから人気が沸騰し、ネットの世界を飛び越え様々な資本が流れ込み、ボーカロイドの世界は異常なまでの膨張を見せます。


そんな最中にあった2012年あたりには、その肥大化したボーカロイドの世界を捉えなおそう、今一度立ち止まってボーカロイドの存在を冷静に見つめ直そうとする機運が出てきたように感じました。
そこで、ボカロ自身のことではなくそれまであまりテーマとして語られることのなかったそれらを取り巻く「ボカロの世界」自体について語る楽曲が生まれて来たように思います。


当時非常に話題となったGoogle×初音ミクのCMに起用されたlivetuneの「Tell your world」は、混沌とした世界の中でボカロの存在を捉えなおし、タイアップのテーマとも上手く絡めて生み出された名曲でした。



この初音ミクが生み出した大きなうねり、ネット上で一般人が自分の表現したい思いを音楽、映像、絵などで具現化し、それらがネットを通じて知らない誰かへ届いている感動、そしてそのひとつひとつがつながってひとつのボーカロイドという世界を生み出している喜び。
さらにそこから生まれる「自分もボカロの世界を作っている人間だ」という小さな誇りを一人ひとりが胸に秘めて創作をする世界がありました。


そんなかつて一人ひとりが当たり前に感じていたはずのことを、素敵な言葉で再認識させてくれた楽曲だった気がします。






だがしかしそんなボカロフィーバーも長くは続きませんでした。


人気のあったトップのクリエーターたちは次々とボカロから手を引き、ボカロを取り巻く世界はどんどん冷え込んでいきました。


そんな2015年には初音ミクの消失でおなじみの暴走Pが皮肉をこめてこんな作品を作っていました。




この曲にも表れているとおり、もう既にこの頃にはボカロに対しての見方はいずれも悲観的でした。


かつて人が行き交い、光り輝いていた世界はその輝きを失い、廃墟と化そうとしていました。





ハチの最後の想いを託した曲

ざっくりとそんな経緯で「砂の惑星」と化したボカロ世界ですが、この曲を聞くとまたボーカロイドの世界に飛び込んでみたい!と思わせる力強いメッセージが込められています。初音ミクを通してハチが号令をかけているような、そんな気がしています。
(まるで本当に初音ミクが世界に向けて号令をかけているように見せているPVも素晴らしい)


作品の方向性の違いですが、「Tell Your World」も「リアル初音ミクの消失」もテーマとしてはボカロの世界を俯瞰して捉え、事実を述べているにとどまっているのに対し、「砂の惑星」はそこから一歩踏み込んでハチ自身の思いが表現されています。
この点がやはりハチが"アーティスト"たる由縁でしょう


(歌詞より引用)
「君が今も生きているなら 応えてくれ僕に」
「君の心死なずにいるなら 応答せよ早急に」



ボカロから手を引いてしまったクリエーターやボカロがかつて好きだった人たちへ向けたメッセージでしょう。

「もう一度ボーカロイドで面白いことしてみたい、ボーカロイドならできるんじゃないか」というハチのボカロへの愛も感じられます。


そして、ボカロにとっての最大規模のライブである「マジカルミライ」のテーマソングとしてこの曲を書き下ろした意味も考えさせられます。


ある意味その「マジカルミライ」に集まった人たちに米津玄師、ハチとしての願いを託しているようにも感じられます。


こんな砂の惑星で、今でも初音ミクを好きで居てくれる人たちをハチは自分の願いを託す者として選んだ、そしてそのメッセージが砂の惑星の中心であるマジカルミライの会場で響きわたる・・・なんて妄想すると胸が熱くなりますね私はまだ行ったことありませんが・・・



色々御託を並べましたが、歌詞の内容がなくてもサウンドとして本当にカッコよく、またライブで盛り上がるコール的な要素(サビの「イエーイ」とか)まできちんと入れて「マジカルミライのテーマソング」として完成させられている点がまたすごい。


余談ですが、実はわたしは今日これから行くフェスにTell Your Worldのlivetune氏も来るとのことで楽しみにしています。

私も砂の惑星にまた飛び込んでみたいなぁ

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